パンとアトラス
パン(Pan)
土星からの距離:133,583 km 直径:20 km 別名:1981 S 13
パンは森・野原・羊の神で、人間の胴体と頭・山羊の足・角・耳を持っています。
1990年、マーク・R・ショーアルターにより、 ボイジャーの写真から 発見されました。
パンは、土星のA環のエンケ間隙の中に内側にあります。
環の近くの小さな月は、環に波状のパターンを作ります。パンの発見以前に、A環のパターンの分析から小さな月の大きさと位置が予測されました。10年前のボイジャーの写真をもう一度調べてみて、予測された位置にパンが発見されたのです。
土星の環の中には、まだ発見されていない月がもっとあるかもしれません。
- ロスアラモス国立研究所(LANL)から
- パンの発見に関するNASAの記者発表(1990年)
アトラス(Atlas)
アトラス (土星 XV) は、土星に知られている2番目の衛星です:
土星からの距離:137,670 km 直径:30 km (40 x 20) 別名:1980 S 28
アトラスは巨人で、その肩に天を載せて支えるよう、ゼウスに命じられました;イァペトゥスと妖精クリメネの息子で、プロメテウス・エピメテウスの兄弟です。
1980年、R・テリルにより、 ボイジャーの写真から発見されました。
アトラスはA環の羊飼い衛星と考えられています。
未解決の問題
- 土星の環と関連して、これらの月はどのような役割を果たしているのでしょうか?
- これらの月に関して、私たちはほとんど何も知りません。基本的な質量や大きさのデータも非常に正確とは言えません。
- パンとアトラスは、内部構造ではプロメテウスと似ているのでしょうか?