ミマス
ミマスに関する事実
ミマスは土星に知られている7番目の衛星です:
土星からの距離:185,520 km 直径:392 km 質量:3.80e19 kg
英語では「マイマス」(あるいは「ミーマス」)と発音します。
ミマスは巨人族(タイタン族)の一員で、ヘラクレスに殺されました。
1789年、ハーシェルにより発見されました。
ミマスの低い密度(1.17)は、ほとんどが水の氷と、ほんのわずかな岩石でできていることを示しています。
ミマスの表面には、ハーシェルと呼ばれる、直径130kmの非常に大きな衝突によるクレーターがあります;それはこの衛星の直径のほぼ1/3に相当します。ハーシェルの壁の高さは5kmほどあり、その底面はほぼ10kmの深さがあります。中央の山の頂上は、底面から約6kmの高さがあります。このクレーターを作った衝突は、ほとんどミマスを破壊するところでした。クレーターの反対側に、同じ衝突によると見られるひび割れがみられます。
ミマスの表面は、ほとんどが衝突によるクレーターで覆われています。しかしハーシェルほど大きいものは他にはありません。これは、ミマスの歴史の非常に早い時期に、ハーシェルを作った衝突よりさらに大きい衝突があり、この衛星をほとんど破壊してしまい(それによって、初期の大きな衝突の痕跡を消し去ってしまった)、その衝突による破片がまた集まってきて、現在のミマスを作ったと考えられます。
ミマスに関するもっと詳しい情報
- ロスアラモス国立研究所(LANL)から
- フィル・プラット氏のBitsize Astronomyのすばらしいハーシェル・クレーター
未解決の問題
- 惑星や衛星は、どれほど大きな衝撃をうけても壊れないでいられるのでしょうか?